7月12日読了時間: 4分

9月2日～開催！「オペラリトリート」について聞いてみた！

更新日：8月16日

皆さまこんにちは！音楽島事務局です。

9月2日から9月7日まで淡路島でオペラリトリートを開催いたします♪ミラノスカラ座をはじめとする世界有数の歌劇場で主役を務めるソプラノ、マリアピア・ピッシテッリ氏を迎え、充実した内容をご用意しています。今回のマスタークラスについて音楽島で活躍するピアニスト野島香菜さんにお話を聞きました。

Q.1今回のマスタークラス開催の背景について聞かせてください。

世の中には留学したくても様々な理由で出来なかった歌い手たちがたくさんいます。特に昨今は様々な社会情勢により留学断念を余儀なくされてしまった人も多くいるでしょう。私もその1人でした。そういった方々に国内でも本場のイタリアオペラを学べる機会をと思い、開催実現に踏み切りました。

（マスカーニアカデミーの様子）

Q.2 マスタークラスの内容でこだわっていることは？

今回招聘する講師、マリアピア･ピッシテッリ氏は世界中の歌劇場で30以上のオペラに出演・タイトルロールを務める伝統的なベルカント唱法を引き継ぐ実力派ソプラノ歌手です。留学したとしてもなかなか直接レッスンを受けることが難しいでしょう。そんな貴重な機会をここ淡路島で提供すると同時に、今回は長年イタリアで活躍してきた我らがAWAJI OPERA COMPANYのプロジェクトマネージャー、ソプラノ歌手の藤井泰子氏によるディクションやオペラ歌手として必要なイタリア語の講座を開講します。

朝から夜までの充実したプログラムとなっています。

Q.3 マスタークラス準備中のエピソードなどありますか？

企画当初は、マリアピア氏によるマスタークラスのみを検討しておりましたが、マスタークラス終了の翌日にマリアピア氏のソプラノリサイタルも開催することになりました。しかもその伴奏を務めるのは浅野菜生子氏。実は私がオペラの道に進んだ頃からお会いしたいと思っていた方なのです。このような形でお会いできるのがとても嬉しく光栄に思います。

Q.4. ご自身のマスタークラスの体験談はありますか？

私はこれまでに3回オペラマスタークラスに参加しました。伊丹市民オペラマスタークラス(2017年)、昭和音楽大学で開催されたマスタークラス(2022年)、そしてイタリア・リヴォルノでのマスカーニアカデミー(2023年)です。昭和音大でのE･パラシオ氏、C･サントーロ氏のマスタークラスでは、これが本場のイタリア音楽なのだと体感。また、受講する若手新進歌手たちがレッスンで受けた時の感覚をシェアしながら学びを深めていく様子はとても印象的でした。このマスタークラスは私のその後の人生を変えたと言えるかもしれません。本場を求めてイタリアのアカデミーに参加するきっかけにもなりましたし、なんと言ってもその後発足するAWAJI OPERA COMPANYの藤井泰子氏、冨田裕貴さんとも昭和音大でのマスタークラスでご一緒しています。