こんにちは!音楽島-Music Island-事務局の大澤です。
今日は、淡路島の伝統芸能についてご紹介させて頂きます♪
淡路人形浄瑠璃とは?
淡路島は、「古事記」の国生み神話の中で、日本で最初に生まれた島だと言われています。そのこともあり、淡路島では、古くより神々への信仰をあらわす伝統芸能がさかんに行われてきました。神社の祭礼では、だんじり唄、神楽、獅子舞、踊りなどの神事芸能が奉納されます。淡路人形浄瑠璃も神事芸能として生まれたもので、今も自然や神を大切にする淡路島の人々によって支えられています。
500年の歴史を誇る淡路人形芝居は、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
漁の安全と恵みを祈るものとして、また、家、土地、船を守り、神を讃える神聖な季節の行事として定着してきました。
全国各地でもてはやされた淡路人形芝居でしたが、明治になると、大きな時代の変化の中で観客の関心が他の娯楽に移ったり、人形芝居の修行の苦しさから若い後継者が育たなかったりしだいに衰えていきました。
第二次世界大戦後、淡路人形は消滅の危機にさらされていました。伝統を守ろうとする人々の力で1964年「淡路人形座」が生まれました。
実際に行ってみました!
さて、前置きが長くなりましたが、南あわじ市に位置する淡路人形座に、実際に足を運んでみたので、淡路人形座の魅力をご紹介いたします!
■貴重な舞台裏を見ることが出来る!
公演開始時間になると、人形浄瑠璃の基本的な解説が始まります。
説明が終わり、いよいよ実際に人形浄瑠璃が始まるかと思いきや…なんと舞台裏ツアーが始まります!
舞台裏にスタンバイする人形たちや、舞台装置や大道具・小道具を間近で見学し、公演への期待感が高まります(^O^)
舞台裏ツアーの最後には、人形をどのように操っているかも教えていただけました♪
(一つの人形を、なんと3人で操っています。人形が生きているように見せる為には、息をピッタリ合わせないといけませんね!)
↑語りの太夫(たゆう)と、締め太鼓の方が座る、床(ゆか)はとても神聖な場所なのだそう。近くで見ることができてドキドキしました!
■運気があがる?!
淡路島には、幸福を招く七福神を祀った寺院が点在していて、今回はその「淡路七福神」のひとりである、戎様が主役の「戎舞」という演目を披露して頂きました!
公演の後、戎様と一緒に写真を撮ることが出来るのですが、一緒に撮ると運気が上がると言われています。これで宝くじに当たった!という方もいらっしゃるそうです♪
人形座の中にはほかにも、運気があがる撮影スポットがあり、淡路人形座に訪れると、あなたにもきっと福がたくさん訪れることでしょう!
人形浄瑠璃の中では、太夫(たゆう)による歌(語り)と、三味線や太鼓の演奏があり、伝統芸能の中での音楽に触れることもできました♪
皆さんも是非訪れてみてはいかがでしょうか?
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